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親が老人ホームに入りたがらない…介護施設に対して嫌煙しているときの対処法と他の選択肢2025.09.12

「施設なんてまだまだ早い、元気で暮らせるから大丈夫!」
年を重ねた親御さんに老人ホームの話をしたら、そんな言葉が返ってきた…。

今後の人生を安心して過ごしてほしいという思いが
なかなか伝わらず悩んでしまうことってありますよね。

「愛着のある自宅から離れたくない」
「家族と距離が遠ざかりそう…」

といった不安や寂しさなど、親御さんの心には複雑な気持ちが入り混じっています。

大切なのは、老人ホームへの入居を無理強いせずに、
親御さんの気持ちに寄り添いながら今後のこと“共に考えること”です。

実際に暮らすのは親御さんですから、
納得してもらえるような選択を考えていきたいですよね。

今回は、高齢の方が老人ホームの入居拒否をする理由や、親との向き合い方、
そして入所を拒否されたときの選択肢などについてお伝えしていきたいと思います。

なぜ親は老人ホームに入りたがらないのか?

老人ホームへの入居に消極的な高齢の方も多いです。
まずはその気持ちを理解するために理由について考えてみましょう。

「自分はまだ大丈夫」という気持ちが強い

年齢を重ねても、「自分のことは自分でできる」と感じる方は多いです。

体の老化によって若いときと比べると不便を感じていても、
身の回りのことが一通りできる場合、施設への入居には積極的になれないのは自然なことです。

子供さん側から見て「施設に入った方が安全だ」と感じるような衰えがあっても、本人はそれをなかなか認めないケースも多いです。

住み慣れた我が家から離れたくない

誰もが感じることですが、住み慣れた家は気楽ですよね。それに、家族とともに長い年月を過ごした家は、思い出もたくさん詰まっています。

自分のペースで日々を送ることができる我が家には安心感があります。できることなら、ずっとこのままここで過ごしたいというのは自然な気持ちでしょう。

見捨てられた気持ちになる

現在の高齢者の方々にとっての昔の家族の在り方として、「高齢になった親は子供が世話する」というのは当たり前のことだったのかもしれません。

そんな昔の価値観から老人ホームへの入居にマイナスイメージを持ち、家族から見捨てられると感じてしまう方もいるようです。

また、老人ホームに入るとなかなか会えないという感情が先立ち、入居したがらない方もいるのかもしれません。

他人から世話をされたくない

自分ができなくなった身の回りのお世話について、家族以外の第三者にお願いすることに抵抗感がある方もいるようです。特に、昔ながらの価値観を持つ方にとっては、他人からの世話を受けるのはなおさらのことかもしれません。

親との向き合い方を考える

親御さんに「老人ホームに入居してほしい」と思っても、その気持ちをどのように伝えるのかは悩みどころですよね。

気をつけておきたいポイントをご紹介していきます。

頭ごなしに話さない

ひとつ目が、強い口調で話さないことです。

年齢とともに「できないこと」が少しずつ増えていく親御さんを見ると、複雑に感じる子供さんも多いのではないでしょうか。ついつい、強い口調で話してしまった…と後悔することもあるでしょう。

何とか一人暮らしができているケースや、ときどき買い物に一緒に行っているケース、あるいは毎日のようにお世話をしているケースなどさまざまかもしれません。

特に、日常的な介護が続くと焦りの気持ちから「施設に入ってほしい」と“説得”というスタイルになりがちですが、それだと親側は反発しやすくなります。

少し落ち着いた気持ちで話せるようにしてみましょう。

お互いの今後を考えた“対話”を

今後のことを「一緒に考える」という姿勢を親御さんに見せることが、深い信頼関係のためには必要です。

自分の負担が大きいからと親御さんの気持ちを一切聞かずに施設に入ってほしいことを伝えると、「施設=見捨てられた」と感じさせるかもしれません。

まずは、親御さんの「不安なこと・今後どのようにしたいか」に耳を傾けつつ、子供側にとっての負担なども話しましょう。

親御さんに施設への入居を勧めることは、お互いのためにも前向きなこと…。そんな風に伝えられると親御さんの気持ちも少しずつ傾くかもしれません。

前述しましたが、住み慣れた家を離れて施設に入ることは、親御さんにとっては大決断です。なかなか簡単に決められることではありません。

できるだけ、親御さんの気持ちに寄り添い、ご本人が「老人ホームに入った方が自分にとっても子供にとってもいいことだ」と納得し合えるように、話し合っていくといいでしょう。

老人ホームへの入居を納得してもらうために

老人ホームへの入居拒否をされた場合でも、親御さんに納得してもらえるような話し合いにするためのポイントをご紹介します。

老人ホームは“親の安心のため”と伝える

昔ながらのイメージを払拭してもらうため、「老人ホームは安全に安心して暮らせる場所だ」という点についてしっかりと伝えましょう。

たとえ元気そうに暮らしている高齢の方でも、家のなかでの転倒やケガのリスクはあります。最近は、家庭内での事故も多く、一人暮らしで気づかれず…というケースもあります。

老人ホームに入ることによって常に人の目に触れ、安心して暮らせます。

何かあったときも誰かが対応してくれる…。老人ホームは、そんな安心感を得られるところだと、話してみましょう。

人とのつながりが増える

老人ホームは、同じような年代の方が入所しているので、まったくの孤独にはなりません。日常的に誰かと話し、誰かの気配を感じ…という毎日を送れます。

デイサービスなどでの活動も、気分転換や頭の体操にもなり、脳も活性化します。一人暮らしで人と話さない日々を送るよりも、実は暮らしが充実して豊かなものになるのです。

老人ホームに入所することは、実はとてもメリットのあることだというプラスイメージについても伝えるといいでしょう。

一緒に老人ホームの見学をしてみる

多くの施設では、入所の前に見学をすることができます。

ホームページや写真だけでは伝わらない“雰囲気”が実際の見学では知ることができます。

親御さんがこれから住む大切な場所ですから、ぜひとも一緒に見学をしてみてはどうでしょうか。

また、親御さんにとっても実際に目にすることで、「ここなら住んでもいいかな」「スタッフの人の雰囲気も良さそうだ」など安心感につながることがあります。

どうしても入居拒否された場合の選択肢

親御さんとの話し合いはなかなか難しいですよね。

何度も話しても入居拒否されるケースもあれば、そもそも“聞く耳持たず”で話し合いさえできないケースなどさまざまでしょう。次にどうしても拒否された際の選択肢についてご紹介していきます。

頑なに入居拒否する理由に耳を傾ける

極端に焦って話を進めようとすると逆に反発されやすくなります。

「老人ホームに入って」という点を前面に出さず、まずは日常的な会話を深めるところから始めてみませんか。対話を重ねることで、親御さんの心にある気持ちを引き出せるかもしれません。

本人が「ここなら入ってもいい」という施設を探してみる

老人ホームといっても施設によって特色がかなり異なってきます。

老人ホームのイメージとして「自由に暮らせないのではないか」と考える方も多いかもしれません。

最近は、アットホームな施設もたくさん増えてきています。自宅に近い、自由度の高い施設を探すことで、納得してもらえるケースもあります。本人の不安点を聞き出しながら、「ここなら入ってもいいかも…」と思ってもらえるような老人ホームを探してみるのもおすすめです。

H3.デイサービスなどから始めて“老人ホームでの暮らし”に慣らすのもおすすめ

突然、施設への入居の提案をすると、親御さんもびっくりして拒否反応を示すかもしれません。

まずは、日中だけのデイサービスの利用により、施設の雰囲気を体験してもらうのもおすすめです。

実際、利用を嫌がっていた人がちょっと体験で行ってみたところ、人との交流に楽しさを覚えて、それが入所のきっかけになるケースもあります。

一健の介護付き高齢者シェアハウスの魅力

私どもの施設「どんぐりの木のある家」は、介護付きの高齢者シェアハウスです。

一般的な有料老人ホームと比べても、生活の自由度の高さや家族の面会などでもご満足いただけるポイントも多くなっています。

要介護にかかわらず入居が可能

私どもの施設は“高齢者シェアハウス”です。一般的なシェアハウスというと、自立した健康的な人が対象ですが、当施設は介護の有無にかかわらずご利用いただくことができます。

スタッフが常駐しておりますので介護度の高い方もお受入れしています。小規模な施設でマンツーマンでの寄り添いが可能です。

アットホームな環境

自然に囲まれた立地。小規模だからこそ、利用者さま一人ひとりに寄り添ってサポートさせていただきます。

穏やかな気持ちで毎日を過ごしていただけるので、“施設”というよりも“自宅”に近い感覚です。

和気あいあいと過ごせるように、アットホームな雰囲気のもとご利用者様との毎日を共に過ごしてまいります。

面会に制限はなし

一般的な施設では、今もなお、面会に制限があるところも多いです。

タイミングが合わずになかなか会えないケース、会えても数十分も会えないケースなど、落ち着いた面会ができずに本人様もご家族様も不安ですよね。

当施設は、ご家族様の会いたいときに面会していただける環境を整えています。

安心の価格設定

当施設は初期費用をいただかず、一般的な施設と比べるとリーズナブルな価格設定にしています。

具体的には要介護度によって実際の負担の価格は変わってきますが、デイサービスとシェアハウスを合わせても毎月13~15万円ほどの費用となっています。

まとめ

親御さんが高齢になってくると一人暮らしさせるのは心配ですよね。でも、老人ホームの話をすると、「まだ元気だから大丈夫」「自宅にいた方がいい」と抵抗されてお悩みを感じている方も多いです。

親御さんの「まだ大丈夫!」という言葉の裏には、ご不安や寂しい気持ちも隠れているかもしれません。

親御さんとの対話を深めながら、気持ちに寄り添いながら今後のことを考えていくことが大事です。

また、どうしても拒否されるときは、親御さんが前向きになれるようにデイサービスの利用や施設見学など段階をふんで進めていくのもいいかもしれません。

どんぐりのある木の家は、介護付きの高齢者シェアハウスです。大規模な施設と違ってアットホームな雰囲気が魅力で、「家のように和やかな気持ちで過ごせる」と喜びの声をいただいています。入居前の施設見学も可能です。

お気軽にご相談ください。