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94歳の介護付きシェアハウス利用事例をご紹介2025.08.13
1. 利用者様の来歴
本日ご紹介するのは、当社のデイサービスとシェアハウスを利用して約4年が経過した方になります。
彼女は今年で94歳になられる方で、入居前は転倒癖があり、同じところにあざを何度も作ってしまうような方でした。
シェアハウスの利用を開始してからは、日々のリハビリテーションや軽い運動を重ねることで、転倒癖はなくなってきて、日頃他の利用者様ともコミュニケーションを取られており、元気な方でした。
2. 異変の前触れ
今まで順調に元気に過ごされていたのですが、ちょうど今年の2月頃のことです。
途端に元気がなくなってきて食欲も落ちてきたのです。
普段もこれまではリビングで他の利用者様と会話をされていることが多かったのですが、寝ていることが増えてきました。
ただ、バイタルの数値は平常通りで悪くなっていなかったので、その時は歳を重ねた身でしんどくなってきたのかな?と感じていました。
3. 突然の体調悪化
3月になったある日、それまで寝ていることこそ増えておりましたが、体調に異常はなかった彼女ですが、突如38℃の高熱を出しました。
主治医に受診するも、これといった原因がわからなかったので風邪かも?と思ったのですが、以前に転び癖があったことを相談すると、一応CTで検査をすることになりました。
すると血腫が見つかったため、すぐに総合病院を紹介され、病院で診断してもらうことになりました。その日はその診断だけで終えたのですが、帰ってきて薬を飲んでも熱が下がらなかったため、翌日も病院に行くことになり、彼女はそのまま入院することになりました。
彼女の面倒は身元引受人の方に交代したため、私たちは、彼女の入院後の詳しい病状を確認できず、心配な日々を送りました。2週間ほど経過した時にケアマネージャーさんと連絡を取り合い、まだ退院の予定はなさそうということだけ確認ができました。
4. 病名発覚
4月中頃になって、身元引受人の方と連絡を取りました。
すると病名が「誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)」(食べ物や唾液などが誤って気管に入って肺に炎症が起きる病気)であったと聞き、回復に時間がかかっていたそうです。
5. 待ちわびた退院
5月22日に、ようやく退院の日を迎えました。
4月に一度退院の話が出ていたのですが、検査の結果が悪く延長したこともあり、私たちはずっと待ちわびておりました。
退院の際は、膀胱留置カテーテル、経管栄養固定で帰ってきたため、シェアハウスでは24時間目が離せない訪問医療との連携で介護の生活が始まりました。
退院してから一度だけ39度の熱が出ましたが、処方されていたノニ(モリンダ社)を飲むことですぐに熱は下がり、他にも1日3回の薬をしっかり毎食後に飲んでもらうことで、顔色も良くなってきて、血液検査の数値も回復してきました。
6. リハビリ~回復するまで
体調も良くなってきたので今はテルミーも行うようにしています。
テルミーをかけると表情が落ち着いてくるのがわかります。
テルミーとは温熱刺激療法のことです。漢方と熱効果により、リラックス効果が与えられ、さまざまな病や疾患を緩和する効果が期待できるとされています。
7月に入り活気が感じられる様子が観られるようになりました。
まだまだ寝ていることが多かったですが、「椅子に座れるようになろうね」と言うと笑って頷いてくれることがあります。
しかし油断は禁物です。気を引き締めて介護に当たらねばと思います。
今日も一緒に朝を迎えることができ幸せです。
介護付きシェアハウスにご興味のある方はぜひご検討ください。
今回は94歳の女性の利用事例をご紹介させていただきました。
当社は普通の高齢者用のシェアハウスとは異なり、介護の実務経験があるスタッフが在中でシェアハウスを運営しております。
近隣の訪問医療と事業提携があるため、万が一のことがあった際も迅速に対応いたします。
当施設は春日井市に構えており、現在デイサービスが10名、介護シェアハウスが新たにオープンし6名+4名の10名を定員に運営しております。
要介護度は問いません。終わりの棲家として老後を最後まで楽しく過ごされたい方から、費用や重度介護で行き場を失ってしまった方まで誰でもお受け入れしております。
老人ホームとは異なり、面会がいつでも自由にできますので、ご家族がご心配な方にはピッタリで、実際にお喜びの声をいただいております。
施設の見学や資料請求も対応しておりますので、ご興味がある方・相談してみたいという方は当社ホームページのお問い合わせフォーム、もしくはお電話よりお問い合わせください。