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要介護度によって入れる施設は違う?選び方と注意点を解説2025.04.15

いつまでも元気で若いと思っていた親御さんも、年齢を重ねてくると病気になるケースも多いですよね。

ケガなどによって急に“要介護・要支援”になり介護施設を急いでお探しになる方、今はまだ元気だけれど近々介護施設への入居が必要になりそうという方などもいらっしゃるかと思います。

そんなとき、

「要介護の場合は入居が難しいの?」
「そもそも老人ホームや介護施設の種類が多過ぎて特徴が分からない…」
「どんな選び方をすればいいのだろう」

と疑問や不安を感じる人も多いようです。

たとえ介護が必要になっても、親御さんには快適に過ごしてもらいたいですよね。

そこで、数ある老人ホームの種類の違いや特徴、選ぶときに注意したいポイントをお伝えしていきます。

介護施設とは?老人ホームとの違いとは?

高齢になった人が入居する施設を「老人ホーム」と言いますが、そのなかでも入居条件が要介護者となっている施設が「介護施設」です。

どちらも高齢者向けの施設であり、なかには基本的に自立している人を対象としている老人ホームでありながら要介護者も受け入れているケースもあります。

入居を検討している人にとっても厳密な違いが分かりづらく、施設選びの際に疑問や不安に感じる方も多いのかもしれません。

介護施設の種類について

運営母体による違いから、介護施設・老人ホームを大きく分けると「公的施設」と「民間施設」があります。

公的施設

国や自治体による“公的施設”は、通常、介護度の高い人を優先的に受け入れしている施設です。

特別養護老人ホーム(特養)

通称「特養」と言われる特別養護老人ホームは、65歳以上で要介護3以上の人を対象としている施設です。

ただし、
・認知症や知的障害などがある
・同居の家族が高齢で支援が難しい
・本人が単身世帯
など特別な状況がある場合は、要介護1や要介護2でも入居が認められるケースもあります。

特別養護老人ホームは食事や排せつ、入浴、健康管理など日常的な介護を24時間体制で行ってもらえるうえ、リハビリやレクリエーションなどのサービスも受けることができます。

特別養護老人ホームは、介護保険を使って安く利用できることから人気があり、入所希望者数が多く“入所待ち”の期間が長引くというデメリットもあります。

介護老人保健施設(老健)

通称「老健」と言われる介護老人保健施設は、要介護1以上の方が入所できます。基本的には短期間の入所のための施設です。

病気で入院している高齢の方は、治療が終わって退院後、すぐには前のような日常生活を送るのが難しいケースもありますよね。そんなときに選択肢となるのが介護老人保健施設です。

最終目標は「自宅で普通に過ごす」こと。数か月程度、リハビリのために一時的に入所する施設です。
この施設を選ぶ際は、「長期滞在を目的としていない」特徴を理解して検討することが大切です。

介護医療院

介護はもちろんのこと、医療的な観点での管理、そしてリハビリなどのサービスも受けられる施設です。

利用できる対象は65歳以上で要介護1~5の認定を受けている人ですが、65歳未満でも特定疾患により要介護認定を受けていると対象となるケースがあります。

介護度が高く、医療ケアを受けられる介護施設を探している方の選択肢にできます。
ただ、新たな介護保険施設として近年創設されたばかりのため、全国的にみてもそれほど多くありません。

民間施設

民間施設は、介護度の高い人はもちろん、自立している人まで対象です。

施設ごとに、
・どんなサービスがあるか
・対象としている人
・費用
などが異なります。

介護付き有料老人ホーム

介護付き有料老人ホームは、食事や入浴、排せつなどの介護、日常生活の支援、リハビリなどのサポート体制が整っています。

入所の対象を要介護1~5のとしている「介護専用型」のほか、自立できる人や要支援1・2の方も対象に含めている「混合型」もあります。

グループホーム

65歳以上で認知症と診断され、要支援2以上の要介護認定を受けた人を対象としているのがグループホームです。少人数の“ユニット”で共同生活するスタイルにより、認知症の進行を緩やかにおさえる目的があります。

職員のサポートを受けられるものの、日常的な家事は入居者同士で分担します。要介護の方が利用条件とはなっているものの、「身体の状態が比較的安定している人」が想定されているのです。

グループホームごとに異なりますが、介護度が重く医療サポートが必要となった場合や、看取りまで希望している場合などは、ほかの施設へ移らなければならないケースもあります。

サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)

サービス付き高齢者向け住宅は、基本的には自立している高齢者向けの施設となっています。食事や生活相談、安否確認、見守り等のサービスを受けられる“賃貸住宅”といったイメージで、高齢の方が自由度の高い快適な暮らしができる工夫がされています。

サービス付き高齢者向け住宅には「一般型」と「介護型」があります。

「一般型」・・・サービス付き高齢者向け住宅で介護を受ける際は、外部の介護事業所を利用します。

「介護型」・・・入居の施設内で介護サービスを受けることが可能です。介護型の方が入居一時金や月額利用料が高めです。

要介護度と費用から考える施設選び

施設を選ぶ際に「費用のこと」を気にする方も多いです。ただ、介護度が高い人は受け入れ先が少なく、費用が高くなってしまうケースも少なくありません。

介護度の高い方が施設選びをする際のポイントを見ていきましょう。

介護度と施設選びとの関係性

お伝えしたように、介護施設は「公的施設」と「民間施設」があります。

民間施設・・・自立した人から要支援・要介護の人まで幅広い高齢者が対象
公的施設・・・要介護度が高い人や、所得の低い人などを優先的に受け入れるケースも多い

介護度の高い人を中心としている公的施設でも、すべてが“看取りまで対応できる”わけではありません。

特別養護老人ホームは長期的な滞在が可能ですが、介護老人保健施設は短期間で退去が条件。さらに介護医療院は全国的に見ても少数派です。

そのため、公的施設のなかで終の棲家として施設選びをする際は、選択肢が限定的になってしまうかもしれません。

費用は入居一時金がかかる事業所だとお金がかかってしまう傾向に

老人ホームや特養などの運営が民間企業の場合、入居のタイミングで一時金が必要となるケースもあり、公的施設と比べると月額利用料が高くなりがちです。

年金暮らしの高齢の方、親御さんの施設探しをしている方にとって施設入所の際に気になるのが費用ですよね。

特に介護度が高い方は、終の棲家を見据えて「長期化の入所」を希望するケースも多いでしょう。少しでも費用をおさえたい思いから公的施設が選択肢になるかもしれませんが、「人気=空きがない」という状態が続きやすく、入居待ちと言われることも少なくありません。

公的施設よりも民間施設の方が入居しやすいことが多く、できるだけ早期の入所を考えているときは、公的施設よりも民間施設の方が入りやすいでしょう。

どんぐりの木のある家は要介護度1~5までお受入れが可能

私どもの施設「どんぐりの木のある家」は、高齢者向けの介護付きシェアハウスです。
民間施設ですが、入居一時金がかからないため、費用的にも安心の価格設定をしています。

ポイント①:要介護の高い方でもお受入れ可能です

要介護度が高い場合、「受け入れてもらえる施設が少ないのでは…?」という不安を抱えている方も多いです。

当施設では、基本的に要介護度に関わらず、お受入れいたしております。

介護スタッフが常駐しているので介護度の高い人も安心してお過ごしいただけます。しかも、小規模なシェアハウスでスタッフと利用者の数がほぼ同数のため、マンツーマンで寄り添うことが可能です。

また、民間の医療機関との提携ができており、急に具合が悪くなったときの体制も整っています。常に誰かが近くにいるので“孤独”はありません。

同じシェアハウスの方々がまるで家族のように過ごせる安心感を感じていただけるかと思います。

ポイント②:ほかの介護施設と比べて費用をおさえられます

民間施設は高いイメージをお持ちの方が多いかもしれませんが、当施設は一般の有料老人ホームや特養老人ホームと比べても安い料金設定です。

「シェアハウス+デイサービス」と「デイサービスのみ」の利用もできます。

デイサービスの料金は介護度に応じて異なりますが、シェアハウスの基本料金は「家賃・共益費・食費」を合計したものを一律の料金設定としています。

ポイント③:アットホームな雰囲気で快適な暮らし

私どもは、ご利用者が“くつろげる家”であることを目指しています。

ご自宅から離れて暮らすことは、どんな世代でも不安なことですよね。当施設は小規模だからこそ、一人一人に寄り添ったサポートが可能です。アットホームな雰囲気のなか、毎日をお過ごしいただけます。

私どもスタッフはもちろんのこと、ご利用者様同士でも声をかけ合い和気あいあいと家庭的な雰囲気を大事に考えています。

介護を行う施設…というよりも、利用者の方が第二の住まいのように心から笑顔になれる場所。そこで皆で過ごすことによって心身共に健康でいられる“家”でありたいと、スタッフ一同利用者様に寄り添ったケアを行っています。

ポイント④:面会しやすい

一般的な介護施設に入居すると「面会できない」といった不満をお持ちになる方も多いです。

施設によりますが、決められた日数・時間帯が定められるとスケジュール調整が難しく、長く会えないこともあるでしょう。

介護度が高い高齢者の方にとって、子供さんやお孫さんと長く会えないことは不安につながりますよね。

当施設の場合、面会に制限を設けていません。もちろん、予約なしでいつでも面会ができます。

まとめ|要介護度に合った施設を選びましょう!

介護の必要になった高齢の親御さんがいらっしゃる方は、
「介護が必要で不安を抱えている親御さんに安心して入居してもらいたい」、
でも
「できるかぎり費用をおさえたい」
などさまざまな思いで施設選びをお考えになるのではないでしょうか。

ただ、実際に施設探しを具体的に始めると

・費用の安いところは人気があって空きが見つからない
・介護度が高くても入居できそうだけど一時金が高額…
・すぐに入居ができるけど面会制限がある

など施設選びは不安の連続です。

どんぐりの木のある家は、高齢者介護シェアハウスです。
アットホームな環境で費用面も安く、それでいて介護度の高い方も安心してご入居いただける環境です。

面会制限がないので、お時間のあるときに様子を見にいらっしゃる方も多く、ご利用者様・ご家族の安心につながっています。

「要介護度が高く施設選びに困っている」といった方は、ぜひともどんぐりの木のある家に一度ご相談いただきたいです。

入居前の資料請求や、施設見学も可能でございます。
詳しくはこちらをご覧くださいませ。