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介護費負担を減らすコツとは?2025.03.15

プライバシーを守りつつも、部分的に共有スペースを持つ“シェアハウス”は、健康で自立した人が集って暮らします。

最近は高齢者を対象とした“介護付き”のシェアハウスも登場し、老人ホームへの入居を検討した際の選択肢のひとつとしても注目されています。

そんな介護付きシェアハウスですが、一般的なシェアハウスとの違いや、ほかの施設と比べたときの費用感が気になる方も多いのではないでしょうか。

高齢者介護シェアハウスは、ほかの老人ホームよりも費用設定が安くなっているケースが多いです。

そこでほかの施設の相場も交えながら、介護シェアハウスの費用感やメリットなどをお伝えしていきます。

H2.高齢者介護シェアハウスとは? 一般的な特徴と種類

「高齢者介護シェアハウス」と「一般的なシェアハウス」は全く異なるものです。

一般的なシェアハウスは、入居者のプライベート空間を確保しつつ、キッチンなどの水回りを皆で共有します。基本的には“自立できる人”が集い共同生活を送るスタイルです。

高齢の方もいますが、比較的若い人を中心として人気があります。

近年増えてきた高齢者向けのシェアハウスは高齢者向けで、施設によって年齢制限を設けていることが多いです。

高齢者介護シェアハウスは、“介護”という側面を含めています。

このようにシェアハウスはいくつかの種類がありますが、

・一般的なシェアハウス ⇒ 自立している人を対象

・高齢者シェアハウス ⇒ 高齢者を対象

・高齢者介護シェアハウス ⇒ 高齢者を対象、なおかつ介護付き

という違いがあります。

H2.介護シェアハウスの料金相場は?

高齢者が1人暮らしを解消するため、次の住処として選ぶ候補はいくつかあります。

老人ホームには言ってもそれぞれに特徴が異なります。それに、金銭的な面で気になることは多いですよね。

そこで、一般的な高齢者向け施設の特徴を介護シェアハウスと比較しながらまとめてみました。

H3.サービス付き高齢者向け住宅

サービス付き高齢者向け住宅は「サ高住」と言われ、基本的には自立した高齢者が入居するケアハウスです。介護施設というよりも“住宅”と考えられています。

生活相談や安否確認などのサービスを受けられるメリットがあり、高齢者の選択肢にもできるでしょう。

また、サービス付き高齢者向け住宅には「一般型」のほか、要介護の人を対象とした「介護型」もあります。

一般型

・家賃数か月分を“敷金”として初期費用がかかる
・月額費用は10~30万円程度

がおおよその目安です。

介護型

・入居一時金がかかる
・月額費用は15~35万円程度

が目安で、介護のサービスの分、高額になります。

H3.デイサービス

自宅から送迎で施設に向かい、介護やレクリエーション、リハビリをして過ごすのがデイサービス(通所介護)です。

介護保険を利用した費用負担となり、

・介護度

・滞在時間

・昼食代やおやつ代

・おむつ代

によっても費用は変わります。

1日何時間利用するかでも詳細は異なりますが、1日につき1000~2000円前後が目安です。

たとえば、1日1500円の人が利用する場合、

・月8回の利用⇒12000円程度

・月16回の利用⇒24000円程度

が費用負担となります。

基本的には「在宅介護」です。要介護度の高い人は、デイサービスを利用しない日・時間帯の介護について考えなくてはなりません。

H3.グループホーム

グループホームは“認知症の高齢者”を対象とした、共同生活を送るための施設です。医師から認知症の診断を受け、要介護認定で「要支援2」以上である人が対象となっています。

5~9人がユニットと呼ばれる小規模なグループとなって共同生活を送ります。大人数ではなく、アットホームな雰囲気です。

「生活のなかで役割を分担して協力し合う・日々コミュニケーションを取る」などが脳への良い刺激となることから、認知症の進行を遅らせる意味合いもあります。

費用はだいたい以下の金額が目安です。

初期費用 0~15万円程度
月額費用 10~20万円程度

H3.有料老人ホーム

有料老人ホームには、

①介護付有料老人ホーム

②住宅型有料老人ホーム

③健康型有料老人ホーム

と大きく分けて、3つに分けられます。

「介護付き」「住宅型」「健康型」で内容も異なりますが、有料老人ホームは入居一時金が高くなりがちです。なかには「入居一時金」がゼロのケースもありますが、その分、月額費用が高く設定されている傾向にあります。

H4.①介護付き有料老人ホーム

介護付きの場合、要介護認定を受けた人が入居対象です。

初期費用 0~数百万円程度
月額費用 15~35万円程度

H4.②住宅型有料老人ホーム

住宅型の場合、食事や生活援助のサービス付きです。施設内では介護サービスを受けられませんが、デイサービスなどの外部のサービスを利用できます。

初期費用 0~数十万円程度
月額費用 15~20万円程度

H4.③健康型有料老人ホーム

健康型の有料老人ホームもありますが、基本的には自立した高齢者向けです。

介護サービスはありません。介護が必要になった場合は、退去させられてしまいます。

実は、有料老人ホームのうち“健康型”は全国的にも少数で、入居一時金や月額費用も各施設でプランがばらばらです。

H2.介護の費用負担を軽減するための対策とは?

介護施設や介護サービスを利用する際、「本人の年金や預貯金」や「子供達からの仕送り」などから費用を支払う人が多いでしょう。

介護をともなう費用については、

・子供達に迷惑をかけたくないという親御さん側の思い

・できるだけ年金の範囲内でやり繰りしたいという子供さん側の思い

が入り混じっているかと思います。

やはり施設の利用料が高過ぎると年金で支払えず、子供さんが費用工面に苦労する可能性もあります。親御さんに「心地良く過ごしてもらいたい」という気持ちの反面、精神的に負担に感じてしまうのも辛いことかもしれません。

できるだけ費用負担を軽減するため、税金控除補助金制度など自治体の制度を上手く活用しましょう。

また、「費用負担の低い施設」を選ぶことも費用軽減のコツです。

今回お伝えしたように、老人ホームの選択肢はたくさんありますが、入居の条件や入居一時金、月額利用料は大きく違います。一般的に“介護付き”ともなると選択肢が限られ高額になる傾向です。

そんななか、高齢者介護シェアハウスなら、

・ひとつの建物をシェアできる

・水道光熱費も共同

ということから一般的な老人ホームよりも生活費をおさえられます。さらに介護もついているので安心です。

H2.一健の高齢者介護シェアハウスを選ぶメリット

さまざまな老人ホームがありますが、そのなかでも高齢者介護シェアハウスを選ぶメリットについて見ていきましょう。

H3.入居の際、初期費用がおさえられる

施設によって異なりますが、有料老人ホームでは入居にあたって一時金を払うケースも多く、初期費用が負担に感じるケースもあるでしょう。

高齢者介護シェアハウスなら入居時に入居一時金がかからず、初期費用をおさえることができます。

年金暮らしの高齢の方にとって、費用負担をおさえられるのは安心感につながります。

当施設では、家賃・共益費(水道光熱費含む)・食費、そのほかおむつやパットなどは個人負担となります。介護施設と違って介護度にかかわらず一律料金です。

H3.家族の面会も日常的

一般的な老人ホームへ入居した際、面会制限が多くて不満を抱えている方も多いです。

入居者の方にとっても、またご家族様にとっても自由に面会できないのは大変つらいことですよね。

私どもの「どんぐりの木のある家」では、ご家族様との面会を特に制限しておりません。親御さんが入居された後でも、時間を見つけて会いにいらしてください。

H3.“孤独”のない日々を過ごせる

「夫(妻)に先立たれた…」ことをきっかけに、無気力になる方も多いです。

夫婦で暮らしていた人にとっては、配偶者の死から1人暮らしが始まります。寂しさに包まれた日々を送っているうち、人と会話しないのが当たり前に…。それが認知症発症のきっかけになることもあります。

そんな1人暮らしの親御さんを心配されている子供さんもいるのではないでしょうか。

高齢者介護シェアハウスなら常に誰かが近くにいて、1日中誰とも話さないことはなく、認知症予防につながります。

誰かが同じ空間にいる安心感、言葉をかけられた嬉しさ、人と一緒に笑い合う温かさ…。

そんな毎日をお過ごしいただけます。入居者同士、そしてスタッフの存在により孤独感を感じることはありません。

H3.“介護付き”という安心感

これまでの病歴や体質などで、健康面への不安の大きさはだいぶ異なるでしょう。

現在、健康について「特に不安はない・足腰にも自信がある」という方は、介護の必要性を感じないかもしれません。

ただ、今後、急に体調を悪くすることや、予想外の病気で毎日の暮らしに影響が出る可能性はあります。そんなとき、介護付きなら安心感につながります。

費用をおさえられ、なおかつ“アットホームな雰囲気”で過ごせるのが介護付きシェアハウスです。

一般的な「高齢者シェアハウス」は、介護スタッフは不在ですが、当施設では介護スタッフが常駐しています。小規模だからこそ手厚いサポートが可能です。

「シェアハウス+デイサービス」、「デイサービスのみ」の利用も可能です。介護状態にかかわらず受け入れ可能で、病院との提携により安心してお過ごしいただけます。

また、イトオテルミーという自然治療法を導入したリハビリをすることで、要介護度が緩和した実例もございます。

H2.まとめ

高齢の親御さんをお持ちの場合、年齢とともに「1人暮らしをさせるのは心配」と感じるのではないでしょうか。

特に、介護が必要なケースは「引き取りたいけれど自分の仕事もある」「受け入れ先がなかなか見つからない」「施設に入れるにしても費用が高い」とあれこれと模索、どうすべきか迷っていることもあるでしょう。

親御さんにはできるだけ心地良く過ごしてもらいたいものですが、費用面がネックになってご自分の仕事や生活に影響が出るのも大変なことです。

介護が必要な親御さんがいらっしゃると「年金だけで施設の費用を払えるのか」「介護サービスを受けると高くなりそう」と費用面での不安も多いかと思います。費用に関しては介護度や施設ごとに異なるケースが多く、分かりづらく感じることもあるでしょう。

どんぐりの木のある家の高齢者介護シェアハウスでは、介護度にかかわらず基本料金を一律にしています。シェアハウスにご入居の場合は、介護度に応じた費用でデイサービスを利用できます。

ほかの施設と比べて、できるだけ利用者様・ご家族様の費用負担をおさえられるようにしています。要介護度が高くて受け入れ先にお困りの方も、ぜひともどんぐりの木のある家へご相談ください。